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S君
朝の7時半にライブ仲間のS君から着信が入っていた。
滅茶苦茶久しぶりの電話だった。
変な時間に電話があると誰か死んだんじゃないかって不安になる。
慌てて掛け直した。会話は以下
俺「おう!久しぶりどうした?」
S君「いやキューピーさんの声が聞きたくなって。どうしてるかなと」
「変わらんよ。S君は元気?」
「ええ。ただ今は失業中なので、これから頑張らないとって思って」
「そうか。まあ色々あるからね。でも今は売り手市場だから選ばなければなんでもあるよ」
「でも身体を壊してしまって。職場でいわゆるパワハラってやつを受けました」
「うーむ」
「でもキューピーさんの仕事のうたに救われているんです。あの歌を思い出して元気になって居ます。これから老人ホームでボランティアしてそれが仕事になっていくように努力をしていきます。音楽はまだやれていないけど。復活したらキューピーさんと対バンしたいです」
「おー。嬉しいね」
S君はおせじにもテキパキした感じではない子だったので
世の中ではパワハラも受けやすいタイプではあった。
でも俺の歌をこんな風に聞いてくれる人が居たなんて
ほんと嬉しかった。
俺はS君に元気をもらった。
元気はこんな風にあげた相手から貰う事も出来るのだ。
電話してて朝からうるっと来た。
じじいは涙もろくっていかん。
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