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偶然
土曜にモーションでライブをやっていて
不意に不思議な感覚に襲われた。

俺は何をきっかけにここに立っているかをかえりみていたのだ。
雷一家を組んだのは誠司と「パンクバンドやるぞ!おー」って組んだのだ。
そして音楽自体を始めるきっかけになった事はギター部にさかのぼる。
30年前の高校のサークルである。
しかし、普通に暮らしていたら俺はギター部には入っていなかっただろう。
なぜなら俺は中学時代は卓球部に居たからだ。
高校には中学時代の卓球部の先輩も居たので
多分卓球部に入っていたのだ。
それでなんでギター部に入ろうと思ったのか。
中3の時の交通事故に起因するのだ。
俺は中3の冬に自転車で横から車にはね飛ばされ
左足を骨折し、半年間松葉づえをついて居たのだ。
ちょうど今頃の受験のシーズンである。
滑り止めの高校を受けた時は大雪の中をタクシー待ちをしていたら全然来ないで
近所の交番に駆け込んだらパトカーで送ってくれたのだ。
あっ!この話はまた今度ね。
まあ骨を折っていたから
スポーツ部には入れず、当時覚えたてのギターをやれる部活ってんで
ギター部を選んだのだ。
確か誠司も同じくらいの日に入部して居たと思う。
その時にはふたつ年上のえっこ先輩なる綺麗な人がいたのも
入部を促進する動機だった事も付け加える。(多分今でも綺麗な方だろう)

要は、中3の時の交通事故が無ければ俺はギター部には入っていなく
ギターだって家でボロンボロン弾いて居ただけならすぐに飽きてしまい
押し入れの奥で眠っていたに違いないのだ。

あの事故は1秒早く交差点を通過してたら起きなかっただろうし
1秒遅くても「おっ!あぶねえ」で終わっていた話なのだ。

そう考えるとすごく不思議だ。
ここでライブをやっている俺が存在しないって事は
今まで音楽で出会った人とほとんど全て出合って居なかった事になるのだ。

たった1秒で人生が変わったんだなあって思ったのだ。
もしも出来るなら事故ってなかった人生を歩んだ俺に会ってみたい。
「いよう。どうだ?」って声をかけたい。
全然違う人生を歩んでいるか。
もしくはやっぱりここに来るような人生なのか?
俳優になっていたか?
公務員か?
政治家か?
医者か?
マンガ家か?
判らないけど考えると面白い。
そこそこの成功イメージしかない所が俺らしいぜ!
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