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夏のある場所
夏のある場所

親父は写真家だった。
病床でいつもカメラの手入れをしていた。
親父の部屋には写真関係の本が沢山ある。
俺は歌い手なので美術に関することは専門外だが
それをぱらぱらめくってみるのが最近の日課なのだ。

光の捉え方なんて本があった。
角度がどうだとか色合いがどうとか専門的でちょっとなんのこっちゃか判らない。

ただそう考えてみれば、当たり前のようにこの世には光に溢れているなあって思ったのだ。
何かが燃えれば光が出る。
太陽がじゃんじゃか燃えているから地球には昼があるのだ。
今は夏だから日差しも強く、陰影がはっきり出る。

俺はこの夏のくっきりとした光が好きだ。
アスファルトを白く光らせ、緑の木々を生き生きと映し出す。
若者達やいろんな店、海辺の街なんかいくと
なんか胸がきゅーっとなってしまうのだ。

そうだ。
海にでも行って見ようかな。
働くようになって、腹が出てからほとんど行っていない。

学生の頃は週に2回くらいは行って、いつも真っ黒だったな。
お盆休みに青春18きっぷでいけるとこまで行ってみるかな。
海沿いにずっと走ってさ。

夏だもんな。

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