スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | -| - |
不履修について
今、高校の不履修について問題になっている。
実は俺も高校の時は不履修と言えるかどうか判らんが
似たような事をしていたので書いてみる。

大学受験を控えた3年は出来れば、受験に関係の無い科目は捨てたかった。
また受験に関係ある科目も、受験と言う見地からは学校の授業からは有意義なものは無い。
そんな訳で俺は授業中は全て自分の受験勉強をやっていた。

当時私立大学文系の受験科目は3つ。
国語、英語、社会である。
社会は日本史、政治経済、世界史から選べたと思う。

俺は政治経済で受験をしたから、日本史の時間なんかは受験の為の睡眠をとるか必修科目である英語を一人でやっていた。
しかも堂々と予備校のテキストを広げてね。
生まれてから高2の冬まで遊び呆けていた俺は、無茶苦茶頭も悪く受験なんてあり得なかった。
それが目覚めたように慌てて勉強し出した。
睡眠時間は一日4時間くらいを1年続けた(考えられない)
今考えると嫌なガキだよね。

なんであんな下らん事に反抗していたんだろうかな。
あれってなんだっけなあ。

確か進路指導でお袋と面談して、「こんなんで大学なんか行ける訳ないっしょ?」みたいに罵られて奮起したんだっけ。

まあ相当馬鹿だったから自分を馬鹿にされるのはしょうがなかったんだけど
言われてひたすら頭を上げられない母親が不憫だと思ったんだ。
思ったより親思いの俺は、自分に関係の無い科目は全く無視をして、一人で受験勉強をしていた。

今の不履修の話から実にあの頃を思い出す。
それが個人レベルじゃなく学校がらみで行われていたと言う事だ。

じゃあ学校で教えるのは受験勉強に関する事だけにするか、逆に学校で履修する科目は全て受験科目にするか?

高校に行くのは大学に行くために行くんじゃないけど
一人で受験の為の勉強しかしなかった頃は
変な充実感があって
訳のわからない達成感があったな。
勉強は時間じゃないんだろうけど、朝が来るまで頑張れると
「おおっ!見よ!朝日だ!俺はまた徹夜したぞ!」なんていつの間にか
徹夜そのものが目標になっていることも気付かないくらい馬鹿で(笑)
好きな子のいる家の方角を見て
「あの子は今頃寝ているんだろうなあ。俺って孤独なファイターだな。受かったらちゅーしてもらおう」
とか感慨に浸っちゃって・・・

いい悪いの前に
なんかそんな気持ちになった事があった。

今回の件に関して言えるのは
学校がらみで不履修をしていたのは
何時間か補修をやらなきゃ駄目!って結論みたいだけど
受験前にあえてハンデを負わされるのも
なんだかかわいそうだな。
逆に真面目に受験に関係なくても
授業を受けていた子はかわいそうじゃないのか?
って言われると困っちゃうけどね。
公平にするにはしかたないのかなあ。
- | 20:21 | comments(2) | trackbacks(0)| - |